私たち有明クーパレッジは、半世紀近くもの間、洋樽を通じてお酒造りに関わらせていただいております。洋樽はお酒をさらに磨き上げるゆりかごのようなものです。 木材の材質や内面の焼き具合が異なる様々な樽から味わいや香りが、樽の中で熟成されお酒が磨かれていくさまはまさに神秘的です。
私たち有明クーパレッジは、半世紀近くもの間、洋樽を通じてお酒造りに関わらせていただいております。洋樽はお酒をさらに磨き上げるゆりかごのようなものです。 木材の材質や内面の焼き具合が異なる様々な樽から味わいや香りが、樽の中で熟成されお酒が磨かれていくさまはまさに神秘的です。
原酒は呼吸をして丸みを帯び、抽出される成分で色付き、他の器では決して真似できない熟成を実現します。蒸留、醸造された原酒は、樽詰め後の熟成条件によって風味が劇的に変わるため、樽熟成がお酒の特徴を決めるといっても過言ではありません。
樽材の種類と内面の焼き方は洋樽による熟成において異なる個性を生み出します。 樽の材質や焼き加減(チャーリング・トースティング)などで個性を引き出し味や風味、色づきを生むことが可能です。
新樽と古樽の使い分け、組み合わせによって熟成の可能性は無限に拡がります。 樽ごとにお酒の味わいも大きく変わります。したがって、熟成されたお酒をどのようにブレンドするかで、更に味わいが広がり、独自の味を生み出すことができます。
技術の伝承 私たちが大切にしてきた技術は樽職人の育成に表れます。 有明産業は積極的に樽職人育成に力を入れています。 洋樽造りを、尊敬される一つの職業として育て継続していくこと、お客様のお酒に合わせた樽の開発など、その土地・風土に合った樽文化の発展をさせていくことが有明産業のひとつの使命だと考えています。
古くから焼酎文化の中心として発展し、日本国内の焼酎生産量の約90%を占める九州。米、芋、麦に蕎麦・・・日本の蒸留酒「焼酎」は多彩な原材料を使い分けるという文化を持っています。 この日本の伝統酒「焼酎」と西洋の文化「洋樽」の融合を表現する私たちのお酒「秘宝=Tarusky」を日本の新しいお酒としてお楽しみ下さい。
日本人に1番馴染み深い食材「米」を原料にした米焼酎。その有名所である熊本県・人吉球磨地方の「球磨焼酎」は500年以上人々に親しまれ続けてきました。郷土を愛する想いが世界貿易機関(WTO)に認められた「球磨焼酎」を今も28の蔵元が守り続けています。
球磨焼酎の蔵元の1つである「松の泉酒造」は創業以来こだわりぬいた「米」、良質な「水」、丁寧な「人」の手仕事、そして製造・保管場所である「蔵」の環境を守りながら上質な焼酎を生み出しています。
球磨焼酎の蔵元の中で球磨川の最上流の地にあり、球磨川の源流に最も近い大石酒造場。球磨焼酎の中でも積極的に樽熟成に挑戦し伝統の技と様々なこだわりから生まれた焼酎があります。
創業100年以上もの歴史がある恒松酒造。
蒸留所があるこの土地は
人吉球磨を流れる球磨川によって潤され、肥沃な土地として
古くから良質で美味しいお米が生産されていました。
かつては毎年冬になると、
シベリアから越冬のために渡来した鶴が
多くのエサ、ひいては豊かな生態系が育まれている
この地で羽を休めたと言われています。
その名残は「鶴羽」という地名として、
そして、豊かな水と美味しいお米から生まれる球磨焼酎として
今でも感じることができます。